②韓国プロ野球チケットと観戦ガイド

日本のプロ野球同様に韓国プロ野球も2024シーズンが開幕しました。球場は再びファンの声援で満たされ、各チームはリーグの頂点を目指して熾烈な戦いを展開しています。私がこの記事を作ろうと思ったのが、昨年開催されたアジアプロ野球チャンピオンシップ2023の日本対韓国の決勝戦を観戦したことがきっかけです。試合は日本の劇的な勝利で終わりましたが、観戦中ふと思ったのです。「韓国のチアリーダーを現地で見てみたい!!!」….よこしまな気持ちが先行しましたが、「韓国って野球けっこう強いし、プロ野球もあるからどんなレベルなんだろうな。」とも思ったので、先日訪韓して観戦することとなりました。この記事では、主にチケットの購入方法から観戦ガイドまで、観戦をより楽しくするための情報も網羅します。最後までお楽しみください。

韓国プロ野球 チケットをインターネットで購入は難しい

先日ロサンゼルス・ドジャース対サンディエゴ・パドレスのメジャーリーグ開幕戦が韓国で行われましたね。その時に気づいた方も多くいる方と思いますが、韓国プロ野球のチケットは、インターネット上で容易に予約・購入することができません!!理由は①予約の際、韓国国民と在留外国人に付与される住民登録番号などの入力が必要になります。②決済方法は韓国発行のクレジットカードと韓国国内の銀行口座からの入金が必要になります。この2点の理由が予約・購入を難しくしているわけです。なかには、旅行代理店が主催するツアーを募集している場合があるようですが、日程も限られていたので、私は現地で購入することにしました。

仁川SSGランダースフィールド

今回観戦に選んだのは、SSGランダース対NCダイノスというカードで、訪れたのはSSGランダースの本拠地仁川SSGランダースフィールドです。2007年に韓国では初めて内野席に横長のオーロラビジョンが設置されるなど、メジャーリーグのボールパークを意識した雰囲気の球場になっています。場所は仁川国際空港と同じ仁川にありますが1時間半ほど離れていて地下鉄を乗り継いで行く必要があります。なぜ観戦にSSGランダースを選んだかというと、秋信守やキムガンヒョンといった元メジャーリーガーが所属しているからと宿泊先のホテルから近かったからです(笑)

アクセスは地下鉄の文鶴競技場駅2番出口から徒歩2分とのこと。初めて来た場所だったため、どっちが2番出口かと思いましたが、野球のユニフォームを着た子どもや大人がたくさんいたので、彼らの後をついて行き迷わず球場に着くことができました。

球場の外にはキンパや飲み物を販売している出店が出ていました。球場に入る際手荷物検査は無かったのでここで買ったものも持ち込みは可能みたいです。

地下鉄出口からみえるのはサッカー場

現地でのチケット購入方法

チケット売り場は球場のバックスクリーン裏手にありましたので、すぐに見つけることができました。列は特にできていなかったため、窓口へそのまま直行します。私は友人と2人で来たのですが、2人とも韓国語はカムサハムニダとサランヘヨしかわからないことに加え、英語も中学生レベルです。最初は翻訳アプリを使って内野席の一番安い当日券を2枚ほしいです。と売り場の女性にスマホを見せたのですがうまく伝わりませんでした。すると売り場の後ろの方から日本語を話せるお兄さんが登場。日本語で内野席の一番安い当日券を2枚購入することができました。チケットはWOWPASSという日本のSuicaやPASMOのようなカードで支払いをしました。値段は日本円で約1,500円。休日でこの値段はかなり安いんじゃないでしょうか。

韓国語ができなくても意外とあっさりと購入することができました。あとから気づいたのですが、球場に限らず韓国はだいたいどのお店にも日本語か英語がわかるスタッフが1人はいるみたいで、日本語と英語でどこもなんとかなりました。

チケット売り場 平日と休日の料金表も載っている
観戦チケット キムガンヒョンが映っててかっこいい

キャリーケースについて

私たち2人は無事チケットを購入することができたのですが、1つ問題がありました。というのは、空港から直接来たのでキャリーケースを持ったままだったのです。地下鉄に乗る前に調べた情報だと韓国はどの駅にもコインロッカーがあるとのことだったのですが、文鶴競技場駅のコインロッカーは全て使用済みになっていました。売り場の男性にそのことを相談すると、入場口のスタッフに事情を伝えてほしいと言われたので、そのまま入場口へ。入場口のスタッフにも日本語が話せる方がいたので、改めてキャリーケースのことを伝えると、私たちの連絡先を控えたうえで試合終了10分間後まで預かってくれるとのこと。臨機応変に対応してくれて優しいですね。

球場内の様子

球場内は物販スペースやグルメショップが並んでいたり、バーベキューや寝ころびながら観戦できるスペースがあったりと日本の球場と似たような雰囲気でした。

ちなみに、私はグルメショップでバケットのヤンニョムチキンを購入しました。注文の際はヤンニョムチキンの写真を指差し「This one please」、「cord pay」で通じました。このあたりからは通じないストレスよりどうやったら伝わるのかと考えることが楽しくなっていました(笑)

ヤンニョムチキン ※画像が荒くなってしまいました

観戦した試合について

あくまでもこの試合の感想ですが、両者ともに投手の制球が悪く毎回どちらもフォアボールとデッドボールを出して自滅しているイメージでした。球速も140㎞台前半の投手が多くて日本の投手レベルの高さを改めて感じました。

私が注目していた秋信守は2番DHで先発出場していましたが、3度のチャンスでことごとく凡退。残念ながら活躍した場面を見ることができなかったです。

一番印象に残っているのは、韓国プロ野球の応援の力強さです。球場全体を包むように応援歌をチアガール、応援団、お客さんたちが音源を流しながら歌います。一喜一憂のリアクションもみんな大きくて、日本との違いを感じ面白かったです。

チアガールは席が遠くてモニター越しにしか見れなかったですが、みんな綺麗でスタイル抜群でした。次回は目の前の席で一緒に応援したいです。

バックネット裏の様子
秋信守の成績が映っているスクリーン 観戦日はこどもの日でした

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